声かけ写真展 Advent Calender 2018参加記事。
展の目的が写真を見せるだけならば、webで事足りる。
事実、子供の写真などネットにいくらでもあるわけで、
展を論じるならそれらの写真状況を論じ、なぜ展覧会なのか、さらに展示作品はどの位置にあるかを掘り下げることになるだろう。
また「ふともも写真の世界展」「なかのひとよ BLACK BOX展」「『私たちは買われた』展」などの2010's異常写真展ブームから展を読むこともできるはずだ。
こうした写真展ブームというのはSNSに大きく助けられていて、展もこれを大いに利用している。
とはいえ、運営がすることといえば大きなプロレス図式設定の中の
わずかなネタばらしくらいで、具体的操作までしているわけではない。
また一時の流行で飽きられる展示を指向しているわけでもない(飽きさせることができたら、それは声かけ写真の日常化であり、展の究極の勝利である)。
展示された写真の、外側にある歴史とか状況とかお気持ちは、展という形にすると社会のバグとなって噴出する。
開催前からバグる。
展を体験してない人が勝手に想像してバグる。
そのおかしさに気づけば、我が振り直すきっかけにもなるんじゃないでしょうか。ここまで言っても気づかないのでしょうけども。
展の楽しみ方はまだまだほかにもあるんだけど…
さて、
お仕事報告です。
実話BUNKAタブー2019年2月号(コアマガジン刊)にて
声かけ写真展が取材されました。器具田こする教授がインタビューに答えています。
コンビニで買える。
これも展の一部だ。諸君の健闘を祈る。