「ゆかちゃんの抱き枕」など、木偶の坊製の「顔付用キューティボディ」を搭載した抱き枕では、ビーナスボディ搭載機種に比べ、頭部が脱落しやすい傾向にあります。対策を考えてみます。
不具合の例 - 充分に首周辺を揉みほぐしてヘッド内にビーズを凝集したのに :
2個目の頭部クッションを挿入すると脱落する 十数分放置した後、再び抱くと脱落する 座位で上下に揺さぶっていると脱落する
この現象は、キューティボディのビーズ内圧が低いため、流動性が高くなり、首部の外皮とヘッド内面の摩擦が充分保たれないために起こります。クッションを含めたヘッドの重さも関係します。
ビーズ内圧を高くすると首への凝集がタイトになりますが、全身にも圧力が掛かり、肥満体型になります。コットンの比率をさらに高めて流動性を低くしても、肥満化するようです。キューティは「華奢」がテーマであり、圧力をこれ以上掛けられないとなると、圧力と摩擦だけでヘッドを固定するのは不安です。
幅1センチ程度の伸びない材質でできた端切れヒモ40cmと500番のスナップボタン4個、針と糸を用意します。
ヒモを半分に折り、さらにその中間地点に2個ずつスナップのオスを縫い付けます。
ヒモの両端と真中はキューティボディの首部に縫い付けます。「縫える」のは縫いぐるみ方式ならではですね。
スナップのメスはヘッドの内部に縫い付けます。キューティの首をヘッドに充分引き込んで、ヒモのオススナップをヘッド内側に当てて位置を決めます。ちょうどこめかみの部分にあたります。カツラで隠れるので実用上問題はありません。ヘッドの材質はPVCです。普通の接着剤は使えません。縫った方が強固に固定できます。
内部を見るとこんな感じ。そして従来通り、付属クッションを2個詰め込みます。この改造は、ヘッドでキューティの首を吊り上げてやるという方法です。抱く力を緩めると、相変わらずビーズは下へ下へと落ちていくので、脱落しないように外皮だけでも吊っておく。再び抱けば、首にビーズが戻ってきて首が座ります。これで部屋に飾る用途にも使えるようになりました。
作成日 : 2006/07/01 : 13:24
最新更新 : 2006/09/11 : 05:32
カテゴリ : ひと工夫
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